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活動ブログ

世界新石器会議(World Neolithic Congress)に参加してきました

2025年01月17日

 2024年11月4-8日にトルコ共和国シャンルウルファ市、ハラン大学で開催された世界新石器会議(World Neolithic Congress)に、下釜と多田賢が参加してきました。

 下釜を代表とする共同研究者らは、本センターが進めるハルベトスワン・テペシ遺跡の調査について「A Pre-Pottery Neolithic View from Another Stone Hill: Renewed Excavations at Harbetsuvan Tepesi」と題して、過去数年の発掘成果を口頭にて発表しました。また、ハルベトスワン・テペシ遺跡の地中探査の成果について、多田は「The Layout and Size of the Neolithic Settlement at Harbetsuvan Tepesi revealed by Geophysical Prospections」というポスター発表を行いました。

 世界初の試みとなる今回の会議は、会場となったトルコだけでなく、世界63ヶ国から800名以上の考古学者や関連分野の研究者が集結した大イベントでした。その名の通り、世界の新石器時代を再検討するというのが会議の目的で、アメリカ大陸からヨーロッパ、中近東、中国、日本の縄文時代まで、新石器時代の定義や人類史における意義をめぐって活発な議論が行われました。

(下釜和也)