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活動ブログ

ピラミッドは本当に大きいのか?_エジプト2

2021年09月30日

ギザの三大ピラミッド

 エジプトに分析のため訪れた際に、エジプトでどうしても確認したいことがありました。

それは、

「ピラミッドは大きいのか!?」

と、いうことです。これは、長年個人的にずっと抱えていた疑問でした。

 写真のギザの3大ピラミッドは、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓だと言われています。今から約4500年前に建てられました。ツタンカーメンのよりも1100年以上前の時代ということに、改めて古代エジプト王朝の長さに驚かされます。私たちが平安時代に建てられた建物を見るのと同じ気持ちで、ツタンカーメンもギザの三大ピラミッドを見ていたことでしょう。

 王様の墓ということで、私が子どもの頃には、王様が自分のために国民を奴隷のように強制的に働かせてつくったと考えられていました。しかし最近では、エジプトの農民が農作業をできない時期に行った公共事業で、参加者は食事やお酒が支給され、国民が食料に困らないための事業だったという説が有力です。近年の説が正しいとすると、王様は長年、飛んだ濡れ衣を着せられていたことになります。なんだか申し訳ないですね。

 さて、本題のピラミッドは大きいのか?という話にもどります。

 ピラミッドの大きさは最大のもので、高さ約150メートル、底辺の長さが約230メートルです。比較のため日本の有名な建造物である東京タワーをみてみると、高さは333メートルのため、ピラミッドはこれの半分より少し小さい大きさです。一方、横幅は95メートルのため東京タワーの3倍くらいあります。東京タワーは「シュッ」としているのに対し、ピラミッドは「どっしり」しているといったところでしょうか。

実際見るとどうなのか。私が見て感じた順番に写真を紹介したいと思います。

まず、車からピラミッドが見えました。

車の窓からピラミッドが見えます。

良かった、なんか大きい。期待できる、と思いました。

ピラミッドは大きくあってほしいと思う、自分の気持ちに気づきます。

そして、入口のゲートへ

大きい!そして迫力がある。

そして、ついに近くへ

でかい!これはでかい!!

人と比較すると、大きさがより際立ちます。

近づくとすごい迫力でした。周りに何もない砂漠にそびえ立っており、壮大さをより強く感じます。そして、横幅が大きいためか、なかなかの圧迫感がありました。

ささやかではありますが、長年の気になっていた謎が一つ解決、

それも自分の期待を裏切らない形で解決しました。 今から4500年も前に、このような巨大な建造物を建てたという事実に、古代エジプト人への畏敬の念が堪えません。

※エジプトでの分析において、新型コロナ感染予防のため、PCR検査・定められた期間の隔離等の対策は全て実施しました。

佐竹渉 著